
「削り出しパター」が気になっているけれど、種類が多くてどれを選べばいいか迷っていませんか。打感や操作性にこだわるゴルファーほど、一度は手にしたいと感じるのが削り出しパターです。
この記事では、ゴルフ歴15年以上の監修者のもと、ゴルフファイト編集部が主要メーカーの注目モデルを複数の観点から比較・検討しました。素材や製法の違いによる打感の差、ヘッド形状ごとの特徴まで詳しく解説しています。
今回は、スコッティキャメロン・PING・ミズノ・ベティナルディ・ピレッティなど人気メーカーの削り出しパターを厳選し、ランキング形式でご紹介します。自分に合った一本を見つける参考にしてください。
この記事を監修した人
この記事はゴルフファイト編集部のライターが執筆し、ゴルフファイト 監修者・ゴルフ歴15年以上が監修しています。ゴルフ歴15年以上、年間40ラウンド以上コースに出る道具にこだわりのあるゴルファーです。アベレージは80後半で、試打会やフィッティングにも積極的に足を運んでいます。ゴルフファイト編集部と連携し、データと実感の両面から信頼できるギア情報をお届けします。
削り出しパターの選び方|打感と形状で失敗しない3つのポイント

削り出しパターを選ぶ際に押さえておきたいポイントを、以下の表と合わせて解説します。
| 選ぶポイント | チェック内容 |
|---|---|
| ヘッド素材と製法 | ステンレス・軟鉄・カーボンなど素材で打感が大きく変わる |
| ヘッド形状 | ブレード型は操作性、マレット型は安定性に優れる |
| ヘッド重量とバランス | 重めはストロークが安定、軽めは操作性が高い |
ヘッド素材と製法で打感が決まる
削り出しパターの打感を左右する最大の要素は、ヘッドに使われる素材と製法です。303ステンレススチールはしっかりとした打感、軟鉄(S25C等)は柔らかく球持ちの良い打感が特徴で、好みに合わせて選ぶことが重要です。
打感で言うと、個人的にはまず店頭で実際にボールを転がしてみるのが一番です。同じ削り出しでも素材が違えば印象はまるで変わります。
ヘッド形状で操作性と安定性が変わる
ブレード型(ピン型)はフェースの開閉がしやすく操作性に優れ、自分のイメージ通りにボールを転がしたいゴルファー向き。一方、マレット型やネオマレット型は慣性モーメントが高く、直進性と安定性を重視するゴルファーに適しています。
スペックを見比べると、同じ削り出しでもヘッド形状でまったく性格が異なるので、自分のストロークタイプに合った形状を選ぶのがポイントです。
ヘッド重量とバランスで距離感が決まる
削り出しパターはヘッド重量の幅が広く、335gから375g程度までさまざまです。重めのヘッドは小さいストロークで安定した距離感が出しやすく、軽めのヘッドは手首の感覚を活かした繊細なタッチが可能です。
個人的には、重めのヘッドのほうがストロークが安定しやすいと感じる方が多い印象です。まずは自分のパッティングスタイルに合った重さを試してみるのがおすすめです。
削り出しパターおすすめ人気ランキング10選|特徴とスペックを徹底比較

| 順位 | 商品名 | タグ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1 | スコッティキャメロン Studio Style Newport 2 Plus | 名門ブレード | ツアーで磨かれた打感と安定性を手元に |
| 2 | スコッティキャメロン Phantom 11 | 高MOI | ミスに強い3ピース構造で安定した転がりを実現 |
| 3 | オデッセイ ホワイト・ホット XG #9 | 柔打感 | ソフトなタッチで距離感が自然に合う |
| 4 | ミズノ M.CRAFT OMOI | 重量設計 | 重めヘッドが生む直進性と安定した距離感 |
| 5 | PING PLD MILLED OSLO 4 | プロ仕様 | 究極の打感と転がりを追求した完全削り出し |
| 6 | LA GOLF MALIBU X | 革新素材 | カーボン削り出しが生む唯一無二の打感 |
| 7 | ベティナルディ Queen B QB6 ver.3 | 美麗削り出し | トゥアップ設計でスムーズなストローク |
| 8 | ピレッティ Savona2.5 No-Torque | ゼロトルク | フェースがブレない安心感で方向性が安定 |
| 9 | ベティナルディ QUEEN B QB12 | やさしいブレード | 丸みのあるフランジで構えやすさ抜群 |
| 10 | ピレッティ ポテンザ2 WB プレミアシリーズ | 至極の打感 | ワイドボディで安定性を高めた次世代ブレード |
ここからは、削り出しパターの中から注目のモデルをランキング形式でご紹介します。それぞれの特徴を比較しながら、自分に合った一本を見つけてください。
スコッティキャメロン Studio Style Newport 2 Plus
【名門ブレード】ツアーで磨かれた打感と安定性を手元に
303ステンレススチールから精密に削り出されたヘッドに、SCSカーボンスチールフェースインサートを搭載。チェーンリンクフェースミーリングにより、心地よい打音と進化した打感を実現しています。さらに6061アルミニウムソールプレートが高い慣性モーメントを生み出し、ミスヒット時の安定性も向上しています。
ニューポート2よりわずかに幅広いフランジ設計で、構えた際の安心感と高MOIを両立。削り出しならではのソリッドなフィードバックが、グリーン上での自信につながります。スコッティキャメロンのStudio Styleシリーズは初代GSSインサートから20周年を迎えたモデルということもあり、打感で言うとこれまでのキャメロンの集大成という印象を受けます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | 303ステンレススチール |
| ヘッド製法 | 削り出し |
| ヘッド重量 | - |
| ロフト角 | 3.5° |
| ライ角 | 70° |
スコッティキャメロン Phantom 11
【高MOI】ミスに強い3ピース構造で安定した転がりを実現
マレットボディにミルドウイングプレートを配置した独自の3ピース構造を採用。周辺ウェイティングの最適化により、オフセンターヒットでもブレにくい高い寛容性を実現しています。303ステンレススチールフェースとアルミニウムソールプレートの組み合わせが、理想的な重心深度を生み出します。
アロー型のアライメントデザインがターゲットラインへの集中をサポートし、フェースバランス設計によりまっすぐ引いてまっすぐ出すストロークがしやすい構造です。レビューでも「重量があるぶん感覚で打てるようになった」という声が多く、スペックを見比べると削り出しマレットの中でも安定感は群を抜いている印象です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | 303ステンレススチール / 6061アルミニウム |
| ヘッド製法 | 削り出し |
| ヘッド重量 | - |
| ロフト角 | 3.5° |
| ライ角 | 70° |
オデッセイ ホワイト・ホット XG #9
【柔打感】ソフトなタッチで距離感が自然に合う
エラストマーコアとウレタンブレンドカバーの2層構造インサートを採用し、ボールと同じ構造で優れたフィーリングを実現。精密な削り出し加工が施されたヘッドは、テクスチャーインパクトゾーンにより明確なインパクトエリアを提供します。
イントゥインストロークに適した設計で、高速グリーンでも繊細なタッチが出しやすいと評判のモデルです。ショートパットからロングパットまで安定した距離感をサポートします。個人的には、ディスタンス系・スピン系どちらのボールでもタッチが合わせやすいという懐の深さが隠れた魅力だと感じています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | ステンレススチール + XGインサート |
| ヘッド製法 | 削り出し + インサート |
| ヘッド重量 | 335g |
| ロフト角 | 3.0° |
| ライ角 | 70.5° |
ミズノ M.CRAFT OMOI
【重量設計】重めヘッドが生む直進性と安定した距離感
ミズノ軟鉄鍛造アイアンと同硬度のマイルドスチールS25Cを採用し、鍛造と削り出しの両工程で仕上げた高品質なヘッドが特徴。深めのフェースミリングにより球持ちの良いフィーリングと順回転の効いた転がりを両立しています。
可変ウエイトキットが付属しており、好みに合わせたヘッド重量の微調整が可能。太めで軽量のラムキングリップとの絶妙なバランスが、重めヘッドの安定感をさらに引き立てます。打感で言うと、軟鉄鍛造ならではの柔らかさがありつつも芯のしっかり感があり、ロングパットの距離感が非常に出しやすいという印象です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | マイルドスチール(S25C) |
| ヘッド製法 | 鍛造 + 削り出し |
| ヘッド重量 | - |
| ロフト角 | 3.0° |
| ライ角 | 70° |
PING PLD MILLED OSLO 4
【プロ仕様】究極の打感と転がりを追求した完全削り出し
最高品質の303ステンレススチールを精密に削り出したヘッドに、究極の打感と転がりを生むディープAMP溝を搭載。長年のテストと研究開発を経て完成したアグレッシブミーリングパターンが、心地よい打感と打音を実現しています。
小ぶりなマレット形状ながらヘッド重量375gとしっかりとした重さがあり、ヘッドの重さを感じながらボールをゆっくり押すような安定したストロークが可能です。PINGの控えめなマーケティングとは裏腹に、実力派のパターとして評価が高く、個人的にはマットブラック仕上げの精悍な見た目も含めて完成度の高さを感じます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | 303ステンレススチール |
| ヘッド製法 | 削り出し |
| ヘッド重量 | 375g |
| ロフト角 | 3.0° |
| ライ角 | 70° |
LA GOLF MALIBU X
【革新素材】カーボン削り出しが生む唯一無二の打感
カーボンシートを数百枚積層・圧縮したブロックをCNC削り出しした鍛造カーボンヘッドを採用。フェースにはCNC303ステンレススチール、ウェイトにはタングステンを配置し、高慣性モーメントと理想的な重量配分を実現しています。カーボンはスチールの1/5の比重で、設計の自由度が高い点も大きな特徴です。
特許取得のDLT(ディセンディングロフトテクノロジー)により、打点が上下にブレても安定した打ち出し角と回転を維持。オールカーボン構造ならではの振動吸収性が、ソリッドでありながら静かな打感を生み出します。カーボンブロックの大理石のような波紋が美しく、スペックを見比べると他のどのメーカーとも異なるアプローチを取っている唯一無二のパターという印象です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | 鍛造カーボン + 303ステンレススチール |
| ヘッド製法 | CNC削り出し |
| ヘッド重量 | 557g(総重量) |
| ロフト角 | 4°〜1°(DLT) |
| ライ角 | 71° |
ベティナルディ Queen B QB6 ver.3
【美麗削り出し】トゥアップ設計でスムーズなストローク
ソフトカーボンスチールからのワンピースミルド製法で、溶接部分がなく素材の密度と均質性が保たれた安定した打感を実現。フェースにはマイクロハニカムミーリングを施し、繊細なタッチと正確なフィードバックを提供します。ローズゴールドPVD仕上げの美しい外観も魅力です。
独自のトゥアップボディ設計がスムーズなストロークを促し、自然なヘッドの動きをサポート。構えやすさと操作性のバランスに優れた、所有欲も満たしてくれるパターです。個人的には、グリップを太めに替えたときの打感の変化が面白く、カスタマイズの楽しさも味わえるモデルだと感じています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | ソフトカーボンスチール |
| ヘッド製法 | CNC削り出し(ワンピースミルド) |
| ヘッド重量 | 362g |
| ロフト角 | 3.0° |
| ライ角 | 70° |
ピレッティ Savona2.5 No-Torque
【ゼロトルク】フェースがブレない安心感で方向性が安定
303ステンレスのインゴットからの一体削り出しで仕上げたオーソドックスなマレット型ヘッドに、センターシャフトセットアップを採用。ノートルクテクノロジーによりフェース面を常にスクエアに保ちやすく、ラインに合わせたら打ち出すだけのシンプルなパッティングが可能です。
ミッドミルドフェースが静かな打音とソフトな打感を生み、繊細なタッチを実現。方向性に悩むゴルファーにとって、パッティングへの信頼感を取り戻すきっかけになるパターです。正直なところ、ゼロトルクという新しいコンセプトに加えて、ピレッティらしい美しい削り出しの質感がしっかり両立されている点に注目しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | 303ステンレス |
| ヘッド製法 | 一体削り出し |
| ヘッド重量 | 365g |
| ロフト角 | 4.5°(実質2.5°) |
| ライ角 | 71° |
ベティナルディ QUEEN B QB12
【やさしいブレード】丸みのあるフランジで構えやすさ抜群
穏やかな肉付きと丸みを帯びたバンパーが作り出す柔らかなラインのヘッドシェイプが最大の特徴。ソフトカーボンスチールによるワンピースミルド製法で、素材全体が均一な密度を保ち、安定した打感とフィーリングを実現しています。マイクロハニカムフェースが繊細なタッチを提供します。
ローズゴールドPVD仕上げの美しい外観に加え、ラウンドフランジによりブレード型ながら座りの良さと安心感を両立。構えた瞬間から自信を持ってストロークに入れる設計です。打感で言うと、削り出しのソリッド感がありながらも柔らかさを感じるバランスの良さが魅力で、見た目のカッコよさも含めて所有欲を満たしてくれるモデルです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | ソフトカーボンスチール |
| ヘッド製法 | CNC削り出し(ワンピースミルド) |
| ヘッド重量 | 362g |
| ロフト角 | 3.0° |
| ライ角 | 70° |
ピレッティ ポテンザ2 WB プレミアシリーズ
【至極の打感】ワイドボディで安定性を高めた次世代ブレード
最高品質の303ステンレスから一体削り出ししたヘッドに、新採用のソフトミーリングを施したフェースが特徴。トッププロが称賛する「硬柔らかい」独特の打感と、順回転の効いた抜群の転がりを両立しています。サテンフィニッシュの美しい仕上げも見逃せません。
従来のポテンザ2よりも幅広のソール(ワイドボディ)を採用することで許容性を高め、安定性を向上。飽きのこないオーソドックスなブレード形状のクランクネックヘッドは、長く愛用できる一本です。個人的には、「硬柔らかい」という独特の打感表現がまさにぴったりで、一度打つと他のパターでは物足りなくなるという方が多い印象です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ヘッド素材 | 303ステンレス |
| ヘッド製法 | 一体削り出し |
| ヘッド重量 | 365g |
| ロフト角 | 2.5° |
| ライ角 | 71° |
よくある質問|削り出しパターについての疑問を解決

Q. 削り出しパターとインサートパターの違いは何ですか?
削り出しパターは金属の塊からヘッドを削り出して作るため、素材そのものの打感がダイレクトに伝わります。インサートパターはフェースに別素材を挿入しており、柔らかい打感や振動吸収性に優れています。操作性を重視するなら削り出し、ソフトなフィーリングを優先するならインサートが向いています。
Q. 削り出しパターは初心者にも使えますか?
使えます。ただし、削り出しパターは打感のフィードバックが明確なため、芯を外した際の感触がわかりやすい特徴があります。初心者の方はマレット型の削り出しパターを選ぶと、慣性モーメントの高さで安定感を得ながら削り出しの打感も楽しめるのでおすすめです。
Q. 削り出しパターの手入れ方法は?
使用後に柔らかい布で汚れを拭き取るのが基本です。特にカーボンスチールやステンレスは錆びにくいですが、軟鉄素材の場合は湿気に注意が必要です。長期間使わないときはヘッドカバーをかけて保管することで、仕上げの劣化を防げます。
Q. ヘッド重量はどのくらいが良いですか?
グリーンのスピードやストロークタイプによって異なりますが、一般的に360g〜375g程度が人気です。重めのヘッドは安定したストロークがしやすく、軽めのヘッドは繊細な操作性を活かせます。可変ウエイト機能のあるモデルを選べば、自分に合った重さを探れます。
まとめ|削り出しパター選びで迷ったら

削り出しパターは素材・製法・ヘッド形状の組み合わせで、一本ごとに個性が大きく異なるジャンルです。自分のストロークタイプや求める打感に合ったモデルを選ぶことが、スコアアップへの近道になります。
初心者や安定性を重視するなら、高MOIのスコッティキャメロン Phantom 11やPING PLD MILLED OSLO 4がおすすめです。操作性と打感にこだわるなら、スコッティキャメロン Studio Style Newport 2 Plusやベティナルディ Queen B QB6 ver.3が候補になります。コストパフォーマンスと打感の両立なら、ミズノ M.CRAFT OMOIやピレッティ ポテンザ2 WB プレミアシリーズも注目です。
今回ご紹介した10モデルはどれも各メーカーの技術とこだわりが詰まった一本ばかりです。個人的には、削り出しパターは一度手にすると戻れなくなる魅力があると感じています。ぜひ店頭で実際に構えて、自分だけの一本を見つけてみてください。
